「AKB48」の姉妹グループで、大阪・難波を拠点に活動する「NMB48」の初のドキュメンタリー。原発事故で非難を余儀なくされた人々を追った社会派ドキュメンタリー「フタバから遠く離れて」などがベルリン国際映画祭に出品された経歴を持つ舩橋淳監督が、初めてアイドルを題材に作品を手がけた。「アイドル不毛の地」と言われ続けてきた大阪に誕生したNMB48。2011年のデビューから5年が過ぎ、地元・大阪城ホールはもちろん、東京の日本武道館2日間も満員にするなど、大きな成功を収めるに至ったが、そこには、従来のアイドルたちが隠そうとしてきた泥臭さや、汗にまみれた人間臭さをさらけだすメンバーたちの姿があった。不格好でも夢にしがみつき、もがき苦しみながらも成功を勝ち取ってきた、大阪の少女たちの5年間を記録した。